マウントゴックス社長、マルク・カルプレス氏の判決が確定

マウントゴックス社長、マルク・カルプレス氏の判決が確定

マルク・カルプレス氏に懲役2年6ヶ月執行猶予4年

仮想通貨取引所、マウントゴックスにおけるビットコイン流出事件においての裁判結果が3月15日に発表されました。

マウントゴックス社長であるマルク・カルプレス被告がハッキングを受けたことを理由に全面無罪を主張していたのに対し業務横領罪、会社法違反罪など一部については無罪が認められたものの、私電磁的記録不正作出・同供用罪に関しては有罪が言い渡され懲役2年6ヶ月、執行猶予4年とされています。

裁判では同社にある顧客資金用の口座から3億4千万円が被告の口座に送金されると同時に、生活費等に充てたとされており、それが横領罪として認められるかどうかが争点の一つとなっていました。

業務横領罪の成立が認められなかった最大の要因となったのが顧客資金の帰属でした。利用者が仮想通貨取引をするため、マウントゴックス社に送金したお金の帰属が利用者にあると検察が主張していたのに対して、同社にあると判断されたためです。

これは取引所に預けた資金が無条件で利用者に帰属するわけではない、このように読み取ることもできる判決内容です。
また、帰属が同社にあると判断されているのに加え、当時の同社の経営状況にある程度の余裕があったとも判断されているようです。

そして裁判では私電磁的記録不正作出・同供用罪が認められていますが、これによってマウントゴックス社長が自社データを改ざんしていたことが確定しています。改ざん内容は本来存在しない米ドル口座残高の増加を示す記録を作り出した、とするもので、具体的には同社の取引システムを介して自身の口座に3350万ドルが入金されたようにみせかけています。

マウントゴックス流出事件に関して警視庁の捜査は終結しており、今回の判決を受けて世間から長い間関心を集めたこの事件も終結を迎えることになるでしょう。
しかし今回ビットコインが大量消失した原因は解明されていないままとなっています。
あらゆる意味で仮想通貨が不安定なものであるというネガティブな印象を残す事件となりました。

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